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えんがわあぶり。

精神疾患を馬鹿にしていたら自分が精神障害者になっていた。

道端で泣いていたらパトカーを呼ばれた話。メンヘラに対するプロの対応。

昨日、人生で初めて自分のためにパトカーが出動した。

悪いことをしたわけではない。道端で泣いているところを通報されたのだ。

近所の男性が「不審物かと思ったら人が泣いている」と近くで話しているのが聞こえたので、おそらくその時に通報していたのだと思う。

 

しばらく泣いていると近くに車が停車し、慌てて女の人が駆け寄ってきた。

名前をMさんとする。

「どうしたの~~!大丈夫?ケガしてない?」とMさん背中をさすられ、申し訳なさでパニックになった。呼吸の乱れも激しくなってきた。

 

Mさんは近所の方で、「私パニックの子受け持ったことあるから大丈夫だよ!わかるよ!」と言っていた。

絶えず声をかけてくれて、必要最低限の情報だけ聞き出すと(何してたのか、家はどこか、連絡の取れる相手はいるか)Mさんは警察署へ電話をかけ始めた。(すでに男性の方が電話してくれていたのでかけてすぐに到着した)

この間絶対私から離れず、さすったり手を握ったりして落ち着かせてくれた。

到着したパトカーに男性しか乗っていなかったことので、Mさんも同乗してくれることになった。

「怖くないよ、大丈夫だよ。」と手を握りながら話しかけてくれ、警察官も手慣れた様子で案内してくれた。こういう女は多いのかもしれない。

 

Mさんのはからいで女性警官が事情聴取(今思えばあれは事情聴取だった)をしてくれることになった。何人かに囲まれたが(暇なのか?)担当の人が「囲まれると困っちゃうからあっちいって!」と男性警官を追い払っていた。

ここからMさんが簡単に警察へ伝えたことをより詳しく聞かれ、すごい優しく接してくれた。そういう課の人なんだろう。次から次へと話を聞かれ、少し困ったが楽しかった。(今までの彼氏何人!?まで聞かれた)

「困ったらいつでもおいでね」「何か決まったことがあれば教えてね」「体に気を付けてね」とおばあちゃんの家のようにもてなされ、通りかかった警察官も優しく接してくれた。

気づいたら素直に笑っていた。笑顔でありがとうございましたといって迎えに来てくれた親の知り合いと警察署を出た。

 

Mさんには菓子折りをもっていけたらとおもう。警察署もまた機会があればおうかがいしたい。本当にありがとうございました。

 

今回メンヘラプロからメンヘラプロへの引き渡しにより通常時より立ち直りが早かった。

これが嬉しかったというのが多かったので、身近にパニック持ちのメンヘラがいる人は参考になればと思う。

もちろん気を許せている相手ほど立ち直るより身をゆだねてしまうこともある。全部に効果があるわけではないことは留意してほしい。

 

❶体に触れる

性的な接触ではなく肩や手などを優しくさすったり握るのはとても安心した。ただ以前バイト先でパニックになりさすってもらったときは同じ個所を懸命にさすられたので途中から体が拒否してしまった。さするを念頭に置くより触れることを優先するといいかもしれない。もちろん体が過敏になるタイプもいるので嫌なそぶりを見せたら服をつかんでおくだけでも違うと思う。それか自分の体によりかからせるのもいいと思う。

 

❷パニックの最中~呼吸が安定したきた時は返答をしなくていい話をする

最低限の情報は聞かれたが、Mさんは返答しなくていい会話で場をつないでくれた。

「私は大丈夫、パニックについて理解がある」というある程度もたれても大丈夫である安心感と、「泣かないで、どうしたの」という無理やり状況を好転させる発言がなかったのがすごくよかった。泣かないでって言いたくなる気持ちはわかるがパニックになっている当事者は涙が止めれたら止められているので、自身が落ち着くまでは興奮剤にしかならない。呼吸が安定しても頭は回っていない放心状態が続くので、すぐに原因を追究することはパニックのぶり返しにもつながる。家であれば飲み物を渡すなどしてもいいかもしれない。

 

❸安定~会話ができるまでに回復したらポジティブに原因を探り、叱らずとがめる。

警察署では詳しい話を聞かれた。そのころには涙も収まっていてある程度の会話ができていた。

私にも悪いところはあったが、「ダメ」「よくない」という否定的な言葉を使わず、「こうしたほうがいい」「こうしたら改善する」とぼんやりした脳に言葉の矢が突き刺さらないような配慮をしてくれていた。言い方だけで脳への負担がだいぶ減る。

そして外的要因が作用している場合は過剰に「それがだめなんだよ!すしまちゃんは悪くないよ」と言ってくれた。心の安定させる最大限の配慮だったと思う。ありがとうございました。

さっきまで会話ができなかった人が、詳しい話を見ず知らずの相手にできるほどにまで落ち着かせる心の懐柔術を会得しているんだなと思った。すごい。

 

「すしまちゃんが障害だからって関係ないよ」と言われ、自分の中に存在する認知のゆがみがあることも理解できた。

 

そして上記をみて「なんでそこまでしないといけない?」と思う人は、その相手をこれ以上苦しめる前にすっぱり離れてください。もちろんあなたが苦しくなることもこの先増えてくると思うから、無理に一緒にいる必要はないと思います。

私は今回の件で、学習をすればメンヘラの対応は可能であることを知った。そもそも学習以前に今回対応してくれた方々は受け入れられるほどの器があるんだと思う。

そしてそういう人は絶対もっといる。この人しかいない…と思いDVやモラハラに苦しめられている人が勇気をもって幸せをつかんでもらいたい。

 

もちろんメンヘラ達も相手にもコンディションがあることや、優しさにも限度があることを理解して甘えないことが前提である。

 

よきメンヘライフを。